◆……の前に
ちょっと書き忘れてたので前記事の補足。基本的に一連の記事で紹介する戦車は
・強み（と弱み）が明確で、特徴を理解して乗れば活躍しやすい
・最低限の装甲を持っている
ものになる。強み弱みは各車両それぞれとして、後者の「最低限」はおおむね前面30mmほどだろうか。このくらいあれば、低Tier帯で猛威を振るうPz1Cのマシンガン地獄にもある程度耐えることができるため、突如現れたPz1Cの群れに襲われてベボボボボボボボボボボッボボボボオッボボボボッボボゴォーン(´・ω:;.:... することが減り、ストレスが少なくて済む
◆Pz.Kpfw. T 15 ドイツ Tier3 軽戦車
※個人成績はこんな感じ。見ての通り特に自慢するような戦績では一切ないが、こういうnoob寄りの情報がネット上には足りていないと感じる次第である（必要がないと言われたらそれまででもある）
ということで最初に紹介するのはピーゼット ク、クプ、クプフウ？まあ読み方なんて知らなくても困らないしティーじゅうごでいいんじゃないかな！にしたいと思う
車両緒元は以下の通り
Pz.Kpfw. T 15 - World of Tanks Wiki*
・強いところ
視界、隠蔽、加速力
・強くないところ
低火力、最高速度と旋回はまあ普通、装甲は前面ならある程度機関砲を防げるかな程度
・学べること
（置き）偵察、視界/隠蔽のシステム理解を深める
・戦いかた
マップにもよるが、序盤は「自分は発見されずに敵を発見して、味方に撃ってもらう」ことが基本になる。視界は350mとTier3-4軽戦車の中でトップクラスの次くらい、隠蔽はトップクラスなので、両方合わせた「相手を先に見つける能力」に関して言えばマッチングするTier帯でほぼトップと言っていい性能を持っている
また、加速がよく最高速度も決して遅くないため、「開幕いつもの茂みにダッシュして置き偵察する」だけでも活躍できたりする。実際、上記戦績を見ると、一戦中の敵発見車両数が3.34となにやら収束した感のある数字になっており、自分の持っている他の同格と比べても最も多い（Luchsが3.12で次点、Locustが3.01等。足の遅いT-127だと2.02とか）。まああくまで当社比の数字であって、この平均3.34という数字が世間一般で多いのか少ないのかは知らないので、もしかしたらうまい人は平均2億とかいっているかもしれない。基準をご存知の方がいたら教えてください
あと、置き偵察をする場所についてはいろいろネット等でマップ攻略を見たり動画を見たり、実際に走ってて「おっ！いい茂みだね～これ」みたいに気づいたりと様々だろうが、全般的に視界が狭く車両も小さい低Tierならではのポイントもあると思うので、この辺はいずれ上げていきたいと思う
搭乗員スキルが育ったら（できれば第六感を習得したら）、見つけた敵を実際に撃ってみて、自分が見つかるかどうか試してみるといいだろう。勿論Tierが上がるほど被発見の基準は厳しくなるが、「どのくらいまでなら気づかれないか」の「もっとも甘いライン」として理解しておくと今後約に立つはずだ。湘北VS綾南で魚住がやったチャージングのやつと同じである。見つかって爆散してもインターハイに行けなくなるわけではないので気軽に試してみよう
さて、いつまでも隠れてはいられないので、中盤以降は置き偵察から狩りごっこに移行することになる。狩る側になるか狩られる側になるかはまあなんというかアレだが、いずれにしても本車は火力が高くないため無双することは難しい。味方が多ければ自分は視界だけ取っておいてアシストに専念してもよいが、自分自身も戦う場合は以下の点に注意しておきたい
絶対に避けるべきこととしては一対多。火力も装甲もないのであっという間にオダブツする（した）。一対一になった場合は、隠れる場所が豊富かつ時間の余裕がある（敵の援軍がない）なら、まず隠れることを最優先にして、スポットが切れたらそれまでと別の方向から顔を出して1.2発撃ってまた隠れるようにすれば安全。
隠れる場所がないところで撃ち合う場合は、①（相手が固そうなら）課金弾に切り替える ②オートエイムにする ③小刻みに激しい前後運動をしながら連射するだけで割と打ち勝てたりする。これは決して最善の策ではないだろうが、なにせこちらはnoobであってあまり難しいことはできないし、敵を目の前にして悠長に考えてなどいられないのだ。「2を押す、右クリックする、あとはWとSを交互に押しながら左クリックを連打する」という、チンパンジーが実験で餌が出てくるボタンを覚えるのと同レベルの知能があれば①～③が達成可能。幸い相手もnoobである可能性は高く、外してくれることにも期待できるだろう。勿論ずっとそれでいいというのではなく、慣れてくれば余裕が出て他の操作や動きを考えることができるようになるんじゃないかな
・拡張パーツ
50,000クレジットで買える換気扇を装備したうえで、カモネットと双眼鏡を他のLTと使いまわせばクレジットをかけずに安定して運用できる
・注意すべき車両
◇高装甲車両（Matilda、B2、AMX40他）
通常弾はまず通らないと思ったほうがいい。MatildaとB2に関して言えば課金弾を使って弱点を狙えばそれなりにダメージは通るが、撃ち合いになるとさすがに分が悪いので、隠れながらチクチク撃っていくか、むしろ逃げてしまったほうが手っ取り早い。AMX40は課金弾もほぼ通らないがほとんど無害なので遠くから眺めていればいいんじゃないかな
まあ正直このTier帯でコイツに注意を払わないでいい車両なんてあるかって話なんだけども、攻撃力と旋回以外の性能が近いせいで、開幕偵察でバッタリと運命的な出会いを果たすことが多い。不用意に身をさらすと一瞬で300ダメージを食らう可能性もあるので、最低限試合開始前のLuchs台数把握と、開始後のミニマップ確認は欠かさないようにしたい
逆に、偵察能力に関していえば本車も全く劣っていないので、ノコノコと偵察に向かうLuchsを先に発見して味方に倒してもらえれば勝利に大きく貢献することができるだろう。実のところLuchsとT15の乗員構成は全く同じであり、T15自身が高スキルLuchsを量産している可能性もあってそのへんは反省してほしいと思う
◇榴弾TD（Hetzerとか）、SPG（の直射）
中盤以降敵陣へ走りこむとよく出会うが、こちらの装甲が薄いせいで、ゆっくり狙おうと止まったり相手に対して素直に近づいてしまうと一撃で爆散するため、相手の砲がどこを向いているかに注意しよう。特にHetzerは旋回がいいので、あの、こっち見ないでくれませんかね、あ、あ、あ
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とまあそんなこんなで、noobである自分でも勝率が現時点で60％となっている。よく見ると上画像の勝率は59.7％なのだがそこはちょっと連敗して下がったとこなのでまあ大目に見てほしい。低Tierだと敵も味方も想定外のところに向かっていったりするので、アシストで貢献するタイプの本車ではそんな周囲の動きに結果が左右されることも多いが、WoTにおいて「自分たちには敵が見えていて敵からは自分たちが見えない状況を作る」ことが大正義であるのは間違いない。視界と隠蔽について学びながら搭乗員を育成していけば、プレイヤースキル・搭乗員スキルともに、きっと上のTierでも役に立つはずだ（Tier7までしか持ってない人の発言）
